2024年11月17日(日)
愛媛県今治市のアースランドで『リズムでつながる♪コミュティドラムサークル』が開催されました。下は4歳の女の子から上は70代まで幅広い年齢層が参加しました。自閉症の子達も数人参加しました。
始めはただファシリテーターに合わせて、戸惑いながら楽器を鳴らすだけ。でもだんだん音を合わせる楽しさがわかってきます。まわりを気にしながら叩いていた人も、自分を出して思いっきり表現できるようになっていきました。
イベントの時間はたったの2時間。あっという間に過ぎていきました。何をやってもみんなの鳴らすタイミングが合い、叩く意識がぶれなくなった後半、みんなの音がピタッと音が止まったときに、言葉が喋れない自閉症の男の子がサークルの真ん中に出てきました。その子がカエルの楽器を"タンタタタンタンタン♪"と叩きます。ファシリテーターがいなくてもみんながその子に合わせて、同じようにジャンベを鳴らしました。"タンタタタンタンタン♪"それに合わせ、また男の子が鳴らします。喋れなくても意思疎通ができた瞬間でした。
そこからまた、みんなが自由にリズムを刻む、一期一会のアンサンブルが始まりました。
その男の子のおかげで、言葉が喋れなくても、みんながつながる素敵な体験ができました。
ファシリテーターの方がこんなお話をみんなにしてくださいました。
"コミュニティサークル、正解がない、間違いのない場所。子どもさんの手を取って叩かそうとしたり、勝手に鳴らすと止めようとしたりしますが、叩きたくなければ、叩かなくていいし、自由でいいんです。
みんなと合わすのが嫌な子は出て行きますし、心地よくなった子は前に出てきます"
保護者の方も、参加した他の方達も、子ども達と一緒にリズムを刻み、つながりを体感し学んだ、とても楽しい時間でした。
ばーりースクール代表:近藤久仁子
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