Experiences in Challenged training
チャレンジ研修を終えて
深い学びとコミュニティの広がりにワクワク
私が初めてVMCプレイショップJapan を受講したのは,2010年です。その1年後,東日本大震災を体験し,被災者支援の取り組みに関わることになりました。ボランティア活動のひとつのサロン活動では,仮設住宅や集団移転といった新たな環境になじめないという多くの声を聴きました。自治会組織が確立していない地域での交流やコミュニケーションづくりに『ドラムサークル』は活かせると思い,更に学びたいと2012年~2017年までメンター研修を含め,チャレンジ研修を受講しました。
全国各地から様々な人が集まり開催されているプレイショップに,始めの頃はなかなか馴染めず,サークルの中に出ることもためらうことばかりでした。
なぜ,リピートして受講したのか?
理由は3つあります。
ひとつは,ファシリテーションスキルを向上させること,そしてコンセプトを深く学びたかったからです。アーサーの理論は進化していて参加するたびに新たな学びがあります。
毎回,ワクワクの気持ちで参加しています。
2つめは,アーサー・ハル氏が提唱するドラムサークルファシリテーションの理論はDCFテクニックだけでなく,ファシリテーターの役割(コミュニティに奉仕する)の考え方が,生活する中でも大いに活かせる事であると思いました。ボランティア活動を運営する立場で「今できること」をモットーに人に寄り添う活動をしていたので,「教えずして教える」という精神は,疲弊していくボランティアサポーターをサポートする上で役立たせることができました。
そして3つめは,プレイショップ参加者が,アーサーの教え「奉仕」する人たちなのです。
共に過ごす何日間で昔からの知り合いのような繋がりができ,時には讃え,示唆してくれる素晴らしい仲間に出会えます。
プレイショップ自体が小さなコミュニティとなり,回を重ねるたび,私のコミュニティは広がっています。学びを深めることとコミュニティを広げることが私の楽しみになっています。