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Experiences in Basic training

ベーシック研修を終えて

心が動き始める

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この研修に参加するまで、ドラムサークルを体験したこともなく、打楽器の演奏経験等もない。ただ、定年後の自分の心が何かを求めていた。そこで初心者でも大丈夫と書いてあったのを信じて3日間の研修への申し込みをポチッ。

会場に入ると、そこには・・・続きを読む

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小松尚子

静岡県湖西市在住

15年ぶりの受講

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15年ぶり、2回目の受講でした。 前回は慣れない環境と緊張で心が押しつぶされそうになりながらの受講でしたが、今回は住んでいる札幌での初開催ということで大変リラックスして受講できました。

50ページの日本語テキストが初めて導入され、・・・続きを読む

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河崎さなえ

​北海道札幌市在住

ドラムサークルの可能性

Uchida Issei

2020年の名古屋でのベーシック研修を受けてきました。以前からドラムサークルの存在は知っていたのですが、大学の講座で1dayのプレイショップを受けた際に、自分の糧となると思い立ち受講しました。実際受けて感じた事はたくさんありますが大きく2つあります。1つは、・・・続きを読む

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内田一晟

愛知県岡崎市在住

視点が変わったその言葉

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研修は、申し込んだ時から始まっていた。宿題が有ったのだ。
宿題は、自分と向き合う時間になっていた。それがしんどかった。
ちょっとした後悔を感じながら、座学と実践を交えた三日間の研修が始まった。

初めてドラムサークルの・・・続きを読む

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持田佳代子

奈良県生駒市在住

挑戦

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私は今回参加するまで「ドラムサークル」というもの自体、全く知りませんでした。「ドラムサークルってなんだろう?」と疑問を胸に、緊張しながら名古屋へ向かいました。すると部屋には様々な種類のドラムが置いてあり、みんな次々に叩き始めました。私は正直・・・続きを読む

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​平田萌華

京都府京田辺市在住

新しい自分を、見つけた3日間

Katou Yasuko2

トムトムさんドラムサークルのご指導ありがとうございました。
一緒の参加してくださったみなさん、楽しい時間を共有していただきありがとうございました。

今回ドラムサークルでは、最初ファシリテーターの番が・・・続きを読む

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加藤恭子

愛知県海部郡在住

安心安全の場づくり

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2023年10月、大阪のランズ・ホールにて開催された3日間のベーシック研修に参加させて頂きました。父親の影響でドラムサークルの存在は知っていましたが、研修を受けるのは初めてだったのでかなり緊張していました。
いざ会場についてみると、ドラムの音に引き込まれたのか、
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河野恭磨

河野恭麿

​大阪府大阪市在住

リズムで繋がる人も音も

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2022年新年早々、名古屋音大で3日間開催されたベーシック研修を受講しました。 
実は、ドラムサークの知識や経験すらなく0からのスタート。
会場に到着するや否やドラムの音が誘導し招き入れてくれて、その場の皆さんにつられて叩き始めると、懐かしい
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松本真寿美

福岡県久留米市在住

回想・・・
プレイショップジャパン2017

Toshiyuki Abe2

2017年に大三島にて開催された、プレイショップジャパン2017で、私は初めてアーサー・ハル氏が提唱するドラムサークルファシリテーションの理論に出会いました。その印象の強さから、ファシリテーターの在り方やドラムサークルの進行行程を考える上での根拠として・・・続きを読む

Toshiyuki Abe

阿部敏行

東京都在住

©VMC Global Japan

心が動き始める

小松尚子
©VMC Global Japan
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この研修に参加するまで、ドラムサークルを体験したこともなく、打楽器の演奏経験等もない。ただ、定年後の自分の心が何かを求めていた。そこで初心者でも大丈夫と書いてあったのを信じて3日間の研修への申し込みをポチッ。
 会場に入ると、そこには大きさも形も様々なドラムがらり。初めてドラムサークルに参加する私にとっては、全てが新鮮。何がどう始まるのか、どのドラムをいつどうやってどんな風に叩くのか・・・?そんなことから心配で、おそるおそる椅子に座ったことを今も鮮明に思い出す。まだその時は、どう叩くのが正解?なんて必死に考えていたから。要するに心も体もカッチカチ。ところが不思議なことに、周りが思い思いのリズムで叩き始め、トムトムがにこっと笑って手を挙げたときには、なぜか自然に交じってリズムを叩いている自分・・・本当に自然に心が動き始めた。何だか魔法のように。そして、最初のドラムコールが終わる頃には「何が何だか分からないけれど心地がよい。」と強く感じていた。
 一つ一つのエクササイズは楽しく創造的で、とにかくそこにいることが嬉しく温かい。トムトムの講義は分かりやすく、今何をするのか、何を学ぶのかということがよく理解できたため、安心して受講できた。あんなにもドキドキしていたのが嘘のように、楽しく温かい時間と空間。「間違いはないよ。」と繰り返し励まされ、若い仲間とともにファシリテートにも挑戦。同じ内容で挑戦するのに、各々の個性が出てそれぞれが特別な音になる。これがまた心を動かす。
 忘れられない体験の一つにレイトナイト。途中からコントラバスの深い音色がベースのリズムを刻み、奏で続けた・・・そこに楽器がないのに!人によって聞こえる楽器もメロディも違うということを後から知り、心底びっくり。まさにその場その時にしかできない体験。
 年齢も話す言語も障がいのあるなしも関係ない。経験者か初心者かも関係ない。そこに集まり、円くなり、想いを一つにしてドラムを叩いて音楽を創り出す中で、そこにいる皆がつながり笑顔になる。本当に魔法のように。ああ、参加してよかった。この体験をこれからの生活の中でどのように生かしていこうかと、心が動き始めている。



 

2023年
小松尚子/静岡県湖西市在住

 

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持田佳代子

視点が変わったその言葉

©VMC Global Japan
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研修は、申し込んだ時から始まっていた。宿題が有ったのだ。
宿題は、自分と向き合う時間になっていた。それがしんどかった。
ちょっとした後悔を感じながら、座学と実践を交えた三日間の研修が始まった。

初めてドラムサークルの真ん中に立った。
目、目、目、目、、、、たくさんの目に囲まれた。
360度、こんな沢山の目と対峙したら、身の置き所がない。
居心地の悪さを感じた。どうしよう、、、、。
そんな私に届いた言葉は、「失敗は無い」だった。

あっ・・・・・。

景色が変わった。
そこに有るのは学びだけ、だから失敗は無い。そっか評価される訳じゃないんだ。
みんな同じ方向を向いてたんだ。なんだそう言う事か、今日の音とリズムを作る仲間だ。
サークルの真ん中で私がする事は、波紋を起こす一滴の水のごとくキューを出すだけ。
それだけで音の会話が始まる。「失敗は無い」その言葉が私の視点を変えてくれた。

トレーニングではいろんな経験をした。リズムが生き物みたいに感じられた。
小さな音も聞こえて来た。音が放物線を描いて飛んで行くのも見えた。
リズムがメロディーを奏で始めるのを聴いた。

普段眠っていた感覚器を刺激され、異世界に居るようなそんな濃密な三日間だった。
そして、「失敗は無い」という言葉は、私にとって日常生活にも通じる最大の学びだった。
宿題に苦しんだ所から始まったが、清々しい気持ちで終わってた。
やりたいことがいっぱい頭の中を巡ってた。



 

2023年
持田佳代子/奈良県生駒市在住

会社員

持田佳代子

安心安全の場づくり

河野恭磨
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2023年10月、大阪のランズ・ホールにて開催された3日間のベーシック研修に参加させて頂きました。父親の影響でドラムサークルの存在は知っていましたが、研修を受けるのは初めてだったのでかなり緊張していました。
いざ会場についてみると、ドラムの音に引き込まれたのか、どこか環境に居心地の良さを感じて、安心感を得て、緊張はほぐれていきました。
今回の研修で一番思ったのは 安心安全の場づくりの重要性です。 自分の緊張がほぐれたのもそうだし、場づくりが本当に出来ているのが凄いなと思い、それがどのようにして成り立っているかを学ばせていただきました。 
ファシリテーターにも段階があって それを上手く使って、専門知識の有無とか年齢とか性格とか他にもいろんな壁がある中で、みんなが安心して表現できる、発言できる場所作り、とかができるし、「失敗はない」を本当に体現しているのが凄く良いなと感じました。 
その体現の為にすごく細かい工夫が凝らされていて、どうやったら相手が安心するかとか不安になるかが、本当に分析されていて、それに基づい
た幾つもの行動によって成り立っていることを学びました。 あとは私たちが普段使う言葉と違って ドラムという言語は双方向性があって リズムを渡すとそれが反響していくし 相手も自分もお互いの音を聞き合ってるから 同時に情報が伝わり合うし、だからこそテンポ良く進むんだなと感じましたし、もっと言えばテンポ良く進むって場づくりですごく大事だなと思いました。 
ドラムサークルという面で活かせるかはまだわかりませんが、自分のできる範囲で自分なりに活かせるように頑張っていきます。



 

2023年
河野恭磨/大阪府大阪市在住

高校一年生

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©VMC Global Japan

15年ぶりの受講

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15年ぶり、2回目の受講でした。 前回は慣れない環境と緊張で心が押しつぶされそうになりながらの受講でしたが、今回は住んでいる札幌での初開催ということで大変リラックスして受講できました。
50ページの日本語テキストが初めて導入され、日本語で基礎を学び直すことができ、さらにはどんなことでも受け入れてくれる最高の環境でエクササイズができました。
「リズムはストップできるのにおしゃべりは止まらない」とトムトムに呆れられるほどの受講生の濃密なコミュニティがすぐに出来上がっていました。北海道のご当地ネタを落とし込んだドラムサークルでは大変盛り上がり、その後の一体感が素晴らしかったです。
強烈な印象だったのはレイトナイトドラミング。室内なので焚き火はできませんでしたが、ライトを焚き火に見立て、真っ暗な中でドラミング。私はアイマスクを装着しドラミング。こんなに感覚を研ぎ澄ませたのは初めてかもしれない・・・
「え!私語厳禁なのに誰かハミングしている!?」と、いつものドラムサークルとは違う、不思議な感覚を味わえた時間でした。 
今回、北海道で活動する音楽療法士が私含め4名受講ということで、北海道の音楽療法士にドラムサークルが広まっていくのが本当にうれしく思います。 
これからも学び続け、ドラムサークルで北海道のみなさんを笑顔にしていきたいです。



 

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河崎さなえ

2022年
河崎さなえ/北海道札幌市在住

音楽療法士

平田萌香
©VMC Global Japan

挑戦

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私は今回参加するまで「ドラムサークル」というもの自体、全く知りませんでした。「ドラムサークルってなんだろう?」と疑問を胸に、緊張しながら名古屋へ向かいました。すると部屋には様々な種類のドラムが置いてあり、みんな次々に叩き始めました。私は正直、「自分も叩かないといけないのかな?」と思いました。
しかし、ファシリテーターがサークルの中に入り、様々な指示をしてくださることで私は初めてその意味を理解し、本能的に音楽にのめり込むことが出来ました。
初めはドラムサークルの基礎知識を学びました。頭では理解しているつもりでもサークルの中に入るとたちまち緊張してしまい、サークルの外で考えていた事を忘れてしまいました。「どうしよう、何をするんだっけ……」と悩んだ時は、ドラムサークル研修経験者である、”ブルードット”の先輩が笑顔で教えて下さりました。
次第に怖かったはずのサークルの中へも「次は私が入りたい!」「こんな事も挑戦したい!」と思えるようになりました。自分の殻を破ってファシリテートしている感覚、みんなで音楽を作る事ができる感覚が自分にとって非常に刺激的で、初めての感覚と言っても過言ではありませんでした。 
私がこの研修で1番印象的だったのは「レイトナイトドラム」です。本来は夜、非常に長い時間を使って自由にセッションを行うものと聞きましたが、私は初めに聞いた時、「間が持たなかったり疲れたりしないのかな?」とネガティブな印象しかありませんでた。しかし、実際に体験してみると暗い部屋の中でキャンドルを炊き、一切私語もしない空間というのは妙に心地のいいものでした。何となく叩きたい時に叩き、何となく休みたい時は休み、音の振動も含めて身体全体で楽しむことが出来ました。全ての瞬間がふわふわしていてどこか掴みどころのない夢のようでした。このレイトナイトは合宿の夜に行うともっと深く味わえるそうなので、私もいつか経験してみたいです。 
トムトムさんが初めに仰っていた「今私たちが見ているドラムサークルは氷山の一角に過ぎない」という言葉通り、学べば学ぶほど深いものでした。私はまだまだ先の部分しか見えていないですが、この楽しさを沢山の人に知ってもらいたいと強く思いました。そして、このドラムサークルとの出会いに感謝したいです。


 

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2022年
平田萌華/京都府京田辺市在住

同志社女子大学学芸学部音楽学科音楽文化専攻

松本真寿美

リズムで繋がる人も音も

©VMC Global Japan
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2022年新年早々、名古屋音大で3日間開催されたベーシック研修を受講しました。 
実は、ドラムサークの知識や経験すらなく0からのスタート。
会場に到着するや否やドラムの音が誘導し招き入れてくれて、 その場の皆さんにつられて叩き始めると、懐かしいような、前からここに居たような、 一瞬にして安心感と高揚感と共に一体感に包まれました。

ドラムサークル自体が初体験の私は、ファシリテートの技法を学ぶ以前に ドラムサークルの中で感じる全てのことが新鮮で驚きの連続でした。
日頃、音楽療法士としてどの現場でも、自分の視野に入らない背後に人が居る事がないのでサークルの中央にいざ立ってみると、全ての方向が前にも後ろにもなるという、当たり前のことにまず驚きました。

3日間のプログラムの構成も素晴らしく、とても丁寧に段階を経てステップアップしていく。 
それと同様に、参加者の皆さんとの結び付きも時系列とともに、まるで音楽のように深まっていった経験そのものが、今回の研修の大きな学びとなりました。

今回は、コロナ禍という事でパーテーションで仕切り、感染対策を工夫されての開催で本来のサークルの形では無かったと思います。
しかし、コロナ禍だからこそ音楽で人と繋がれた喜びが大きく、あらためて人が音楽をすること の意味を再認識できた3日間でした。

私自身が、今回体験したこの感覚を多くの方に体験して欲しいと強く思っていますので、 ファシリテーターとして力をつけられるようにこれからも学び続けます。

VMCグローバルジャパン・ドラムサークルファシリテータ研修所の皆さまはじめ、 名古屋音大の皆さま、今回参加された全ての皆さまとの出会いに感謝いたします。


 

2022年
松本真寿美/福岡県久留米市在住

職業:音楽療法士

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内田

新しい自分を、見つけた3日間

Katou Yasuko2

トムトムさんドラムサークルのご指導ありがとうございました。

一緒の参加してくださったみなさん、楽しい時間を共有していただきありがとうございました。

 

今回ドラムサークルでは、最初ファシリテーターの番が回ってくることが、怖くてしかたありませんでした。いつも拍が、ずれるのでリズムに自身がなく、指示がだせるのか心配だったからです。でも真ん中に立ってグループの笑顔をみていると、「大丈夫だからやってごらん」と背中を押してくれているような安心感を感じられ、トムトムさんからも「失敗はないから」と言葉を頂き、できても間違っても許されている喜びを感じました。ことに、何度も繰り返すたびに、グループが一つになっていき、ファシリテーターが前に出る度に「何?なにがしたいのかな?」

と心でそれぞれに会話しているようで、最後には次にすることがわかってきたような一体感があり、たとえみんなが指示に従えなくても笑い飛ばして、学びになり、すべて学びなんだ。と自分に安心と自信がついたのを感じました。最後に中央にたき火を見立てた周辺で、無心にドラムを叩き続けた時、どこからか自分のリズムに同調している楽器の音を感じ、また移りかわる中で、自分の人生のような恒に人と人との繋がりのなかでの関係性において様々な役割を感じ、それでいて全体で大きなリズムを奏でていく、「みんな違って、みんないい」そんな強いメッセージを受けました。終わってみると、以前は人前に立つ時の、私の演奏に対する不安が、少し和らいだ気がしました。

2020年
加藤 恭子/愛知県海部郡
在住

職業:看護師

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加藤

回想・・・プレイショップジャパン2017

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2017年に大三島にて開催された、プレイショップジャパン2017で、私は初めてアーサー・ハル氏が提唱するドラムサークルファシリテーションの理論に出会いました。その印象の強さから、ファシリテーターの在り方やドラムサークルの進行行程を考える上での根拠として、この理論は私の心に深く根付いています。私が参加したプレイショップジャパン2017では、この理論に基づくレクチャーとトレーニングが、アーサー・ハルご自身による指導で行われました。大三島での3日間は、私にとって大きな意味を持つもので、私の人生の転機となっているような気がしています。

ドラムサークルに過去一度だけ参加し、その楽しさだけを感じていた自分にとっては、実は宇宙的規模の奥行きと広がりが隠されていることを十二分に感じさせ、同時に、安易にファシリテーターになろうとしていた自分に、その道のりの遠さをも厳しく認識させるワークショップでもありました。自分のパーソナリティは、ファシリテーターのあるべき理想からすると、最も遠い位置にあることも認めざるを得ませんでした。他の参加者の皆さんが魅力的なジャンプインを繰り広げる中、自分だけが固い表情でぎこちなく、なりふりかまわず不器用極まりないボディランゲージでキューを出している姿・・・当時の写真を見ると、その時間を一括消去したい気分に駆られます。何か、自分だけが取り残されているな、という気持ちと、それまで気づかなかった等身大の自分自身を初めて目の当たりにしたことで、とても落ち込んだことも思い出されます。しかし、全日程が終わったときには、ドラムサークルの本質に一歩でも近づきたい、と帰京する新幹線の中でふつふつとわき上がってきた強い思いも忘れることができません。不思議なもので、何をやっても諦めの早い性格の自分が、今でもその遠い道のりを歩き続けています。

プレイショップ期間中は自分がほかの参加者の皆さんとほとんど関係性を築けず、さらに子どもの頃からの習性で内向き指向の日々を送ってきました。しかしこれを機に、実に多くの方々と知り合い、交流を持たせて頂くことができました。驚くべきことです。ドラムサークルに真摯に向き合っているすべての方々から、心温まる貴重なご助言、示唆をいただいていることに感謝しています。これも、ドラムサークルがもたらす大きな力なのでしょう。

ドラムサークルを通して、参加者の皆さんが個々の個性を融和させながら、共有・共感の魅力を味わい、やがて一つの有機体としてグルーヴを形成していく・・・そしてコニュニティが姿を現す、そのコミュニティは排他的なものではなく、多様性を認め合うものであること・・・この先何十年かかるのかわかりませんが、その手助けができるパーソナリティを目指して、これからも歩みを進めていきたいと思っています。

2017年
阿部敏行/東京都在住

職業:駒沢女子短期大学保育科専任教員

Toshiyuki Abe
阿部

ドラムサークルの可能性

Uchida Issei

2020年の名古屋でのベーシック研修を受けてきました。以前からドラムサークルの存在は知っていたのですが、大学の講座で1dayのプレイショップを受けた際に、自分の糧となると思い立ち受講しました。実際受けて感じた事はたくさんありますが大きく2つあります。1つは、コミュニティ(ドラムサークル)を進行していくにあたりどんな人で、そのコミュニティに合った運営、進行をすることの大切さと難しさです。多種多様な人が集まる場所でどんなサインを出して、アンサンブルを円滑に進めるか、とても勉強になりました。2つめは、一つめと絡めてですが音楽以外の繋がりの重要性です。研修と実践を経験していくうちに、ドラムサークルとは音楽“教育”であり社会性やコミュニケーションを成長させるツールだと確信しました。まだまだファシリテーターとしては山を登り始めたばかりですが、これから様々な場所で経験を積み、多くの人とこの輪を広めていきたいと思いました。

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2020年
内田一晟/愛知県岡崎市在住

名古屋音楽大学大学院 器楽研究科

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