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Experiences in Advanced training
アドヴァンス研修を終えて
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©VMC Global Japan
昔も今も憧れの師匠です!

私が初めてキャメロンを見たのは、かれこれ10年以上も前、アーサーのVHSテープの中でした。
その頃私はDCを題材にした講義を短大でする事になり、当時あまり参考資料などが無く、藁にも縋る思いで手に入れたテープは字幕も全て英語でした。英語がわからない私でしたが、それでも一際分かりやすく憧れるファシリテーションをしていた人がキャメロンでした。
それから10年以上経ち、私は名古屋市の中学校で500人DCをする事になりました。前代未聞の大仕事を引き受けてしまい、どのように取り組んで行くべきか途方に暮れていました。そんな時運命のようにキャメロンの研修のご案内をいただき、すぐさま飛びつきました。あのキュートな笑顔は10年経っていても、あの時のFAだと分かったからです。
自然豊かな大三島での最初のプログラムは、地元の中学生を対象にしたキャメロンのDCの見学でした。
既にセッティングが終了していた体育館に入った時の衝撃は今でも鮮明に覚えています。緻密に計算された楽器の配置、椅子の間隔、空間の使い方…。予想されるリスクが全部クリアされており、始まる前から「このDCは絶対に混乱するはずがない」と確信しました。思わず「美しい…!」と呟いてしまうほど、今まで見た事のないセッティングでした。勿論中学生とのDCは、豊富な経験と知恵がぎっしり詰まっていて、メモを取るのも惜しいくらい目から鱗の連続でした。
その後の研修では頭も体も納得のトレーニングの数々でした。すっかりキャメロンのファンになってしまい、急遽滞在日を延長したほどです。そして隙を見つけては500人DCのヒントになることを聞き出そうとする私のどんな質問にも、キャメロンは丁寧に真摯に向き合い応えて下さり、その数日で実に大きな学びを持ち帰る事ができました。お陰でその年の12月に行われた500人DCは、セッティングの時点から今までの自分の殻を脱いだ挑戦ができ、無事成功することができました。もし研修に参加していなかったら全く違ったDCになっていたと思います。心から参加して良かったと思うと共にまだまだ彼の元で学ぶ機会があれば学びたいと強く願っています。
2016年
松尾志穂子/岐阜県在住
職業:DCファシリテーター、マリンバ・打楽器奏者

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